牡蠣とお酒の相性

人類の歴史とともに歩んで来た牡蠣。その存在は歴史の文献資料にも度々記されています。

以前の記事でも触れましたが、日本では縄文時代から食されており、東京北区にある貝塚からはかなり多くの牡蠣殻が出土した様です。

またお酒も紀元前4000千年から始まったと言われており、ほったらかしにしていたパンが自然に発酵したものがビールとなり、牡蠣と同じくかなり古くから人間の歴史に寄り添って来ました。

そんな古くから歴史に登場する牡蠣とお酒。

やはりこの二つの組み合わせは相性抜群なのか、世界中でお酒とセットで楽しまれている様です。

 

そこで牡蠣と様々なお酒の組み合わせをテーマに連載記事にしていきたいと思います。

牡蠣にもいろいろな調理方法があり、その料理によって合うお酒は違うと思いますが、評価の高いもの、実際に飲み比べてお勧め出来るもの等含めて、ここは筆者の独断と偏見で話を進めていきます。

まずは今回の記事テーマでもあります日本酒からスタートいたします。

 

日本酒と牡蠣

 

日本人は牡蠣といえば日本酒という考えの方も多いでしょう。

しかし日本酒は国内に何千の蔵元と10000種類以上の銘柄があり、どの組み合わせが良いか正直わかりません。(ワインなどはさらに難しそうですけど)

何を基準に選ぶのかわからないですよね。

 

そういう場合はお酒と食材の産地と合わせる

 

お肉とワインを産地で選ぶのと同じ様に、牡蠣の産地にある蔵元のお酒を選んで見てはいかがでしょうか?

大抵の場合、作り手側が地元の食材に合わせて作られている事が多いので、問題はないと思います。

万が一、牡蠣の産地周辺に蔵元がない場合は、似た様な土地の地酒を選んで見てはいかがでしょうか?

作り手の思いは似ているかもしれません。

 

それでも万が一日本地図や地名はよく分からないという人がいらっしゃいましたら(笑)

その時は辛口を選べば問題ありません

 

勿論、好みの問題ではありますが、牡蠣などの海産物は切れ味の良い辛口が良いとされます。

逆に濃厚で甘口の日本酒を選ぶと逆効果で、海産物の悪い面を引き出してしまう可能性があるからです。

海産物の悪い面とは生臭さですね。

 

せっかく選ぶのであれば、やはり相性の良いお酒、お互いの食材の良さを引き出すバランスが必要です。

 

牡蠣にあうオススメの日本酒は

そこで一つお勧めしたいのが

平考酒造さんの「日高見 超辛口純米酒」!

宮城県が世界に誇る港町石巻市に江戸時代(文久元年 1861年)から続く酒造。なんと桜田門外の変の翌年出来た歴史ある酒造です。

ここで作られる日高見は「魚でやるなら日高見だっちゃ!」をテーマに若手の蔵人たちが作り手の中心となり真の地酒を目指しています。

 

それもそのはず、この地域は親潮と黒潮のぶつかる世界三大漁場とされ、本州の水揚げ量としては最大級の港町です。従ってその風土に合わせて作られたキレの鋭い後味は魚介類との相性も抜群です。

また牡蠣の産地としても有名ですね。

ひとめぼれを使った蔵元自信の超辛口!

是非、お勧めです。


平考酒造さんのWEBはこちらからどうぞ

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