日本の海を思い浮かべてほしいのですが、沖縄や南の島のような透き通る綺麗なビーチというのは、島国の日本でも非常に珍しいですよね。その理由と、少しでもいまより綺麗な海になるためにできることを紹介していきます!
1 日本の海が綺麗とは言えない3つの原因
・日本の海はプランクトンが多い
・日本の海はサンゴがいない
・日本は生活排水を垂れ流している
2 海を綺麗にするためにできること
・台所の排水口にストレーナーを取り付ける
・食品・油をそのまま流さない
・洗剤を使い過ぎない
1 日本の海が綺麗とは言えない3つの原因
日本の海はプランクトンが多い
日本近辺の海流や水質上、どうしても日本の海にはプランクトンが多く生息しています。
プランクトンは魚のエサとなる微生物で、プランクトンが沢山いる海の魚は栄養満点で美味しくなる一方、海を濁らせる原因になります。
結果、見た目は汚く見えますが、味はとびきりのものを日本は食べられていることになりますね。
日本の海はサンゴがない
日本の海でも、沖縄にはサンゴが沢山います。だからこそ、沖縄の海は綺麗。
基本的に、汚い海にサンゴは生息できず、サンゴがいる海はサンゴによって更に綺麗な海へと変化していきます。※細かくはまた今度まとめます。
日本は生活排水を垂れ流している
食品をそのまま流すとみそ汁などの食品には栄養塩類の窒素やリンが含まれており、伊勢湾や瀬戸内海などに流れてしまうと、プランクトンを増殖させ、赤潮を発生させる原因になります。
赤潮が発生すると、漁獲高が激減したり魚が取れなくなったりする恐れがあります。
1日に流す汚水量は、1人およそ250リットルで、その中に40gの汚れが含まれています。生活雑排水からの汚れは27グラムで、70%を占めています。
一人一人の汚水量で考えると少ないかもしれませんが、それらが集まることで凄まじい量の汚れとなってしまいます。このように、生活雑排水を排水口にそのまま流してしまうと、水を汚す原因となるのです。
2 海を綺麗にするためにできること
台所の排水口にストレーナーを取り付ける
ストレーナーとは固形成分を除去するために使う網状の器具です。
例えば、1ミリ穴のストレーナーを取り付けると、排水汚れを30%程きれいにする効果があります。
自宅の排水口が小さく、ストレーナーが設置
できない場合は水切りネットなどを利用しましょう。
ちなみに、ストレーナーがない家庭はストッキングなどでも代用できます。
食品・油をそのまま流さない
絶対にご飯を残さないというのは、できない時もあると思います。
それでも残さない量をつくる心がけと味噌汁など残してしまった場合に新聞紙で吸い取ることが必要です。
また、食器についた油汚れは、キッチンペーパーでしっかり拭ってから洗いましょう。すると、洗う時に水や洗剤の無駄遣いを防ぐことができます。キッチンペーパーの代用は新聞紙またはティッシュでOK。
洗剤を使い過ぎない
使い過ぎると洗剤を無駄にするだけでなく、川や海を汚してしまいます。洗剤をたくさん使っても洗浄力はさほど強くなりません。
実は、「水1リットルに対して0.75ml(小さじ1杯の1/5以下)」という使用量が、ほとんどの食器用洗剤に共通する目安なんです。 あくまで目安なので、汚れ具合や商品によって適正量は変わってきます。
洗い方は「ため洗い」が洗剤の継ぎ足しが少なく済むそうです。