マリアージュとは
ビールに枝前、牡蠣にレモンのように食材には相性が存在します。
これをマリアージュと言いますが、この言葉はフランス語で結婚を意味するものです。
よく使われるのはワインのマリアージュです。
細かく分けるといろいろありますが、ワインの原則として「重い料理には重いワイン」「軽い料理は軽いワイン」がを合わせると間違いないと言われています。
肉には赤ワイン、魚介には白ワインこれもよく言われますが、例えばカツオやマグロ、シメサバなどの場合は白ワインでは臭みが引き立ってしまいます。
カツオやマグロのような血合いの多い食材は赤ワイン、シメサバのような酸味のあるものはどの白ワインでも合うわけではないという事ですね。
このようにもう片方の食材を引き立てるという意味でもマリアージュはとても重要です。
さて、今日の本題はここからです。食事を美味しく感じるのは何も料理だけとは限りませんよね。山頂でおにぎりを食べたら美味しく感じるように、他にもシチュエーションで美味しく感じたりする場面はまだまだあります。
牡蠣と環境要因のマリアージュという風に考えて見ました。
牡蠣と音楽漫画〜坂道のアポロン〜
この漫画に牡蠣が出てくるわけではございません。
この作品を見ながら牡蠣を食べるのが美味しく感じるのではないかという、あくまでも個人的な感想です。
牡蠣というのは大人の食べ物のイメージが比較的強いですよね。オイスターバーや薄暗いバーでお酒を飲みながら牡蠣を食べる、そんな光景を思い浮かべやすいと思います。
では、ここで耳にはどんな音が入ってくるでしょうか?
大分、ぶっ飛んだ話に聞こえるかもしれませんが、野菜の育成にクラシックを聴かせるとか、ワインの熟成に様々な音楽を流す研究などは世界中で行われています。
そう、音楽と食はつながっているのです。
と、無理やり話を持ってきましたが、牡蠣には『JAZZ』が合うのではないでしょうか?
坂道のアポロンというJAZZを中心に描いた漫画を見た時に何故か牡蠣が食べたくなりました。
舞台は1966年代の長崎県佐世保市、横須賀から転校してきた内気な主人公西見薫が、学校一の問題児川渕千太郎と出会う…。この辺はよくある展開ですが、千太郎の幼馴染のヒロイン律子はレコード屋さんを営んでおり、そこで薫はJAZZに出会う。薫と千太郎との凸凹な関係がJAZZの文化を通じて、大切な存在になっていく。
ざっくりとこんな話ですが、船乗りの街、時代背景、坂道、JAZZ、のノスタルジックな感じが堪らなく良い雰囲気を作ります。
この雰囲気に流れる音楽が牡蠣を美味しくさせるのではないでしょうか?
作中に名曲が主人公たちが演奏するJAZZの名曲がいくつも流れます。
その中でも最も有名なのがアートブレイキーのMoanin(下のリンクから聴けます)
牡蠣が美味しく感じる曲!
http://www.sonymusic.co.jp/page/other_player?in_IR327-22S
牡蠣を食べ、お酒を飲み、リズムに身を委ねる
これだけで牡蠣が何倍にも美味しく感じます(笑)
他にも良いシーンがありますので、牡蠣とともにまたご紹介したいと思います。
下記にアニメ版『坂道のアポロン』のCMと視聴できるサントラのリンクを貼っておきます。
同じJAZZ漫画でBLUE GIANTと牡蠣っていうのも面白そうですね。私だけかもしれませんが…。
色んな音楽と牡蠣!!おすすめですよ!是非お試しください!
坂道のアポロンサントラ(視聴できます)
坂道のアポロン公式CM