みなさんは真珠という宝石を知っていますか?
アコヤガイの中に核を入れて育てると真珠になるというのが養殖の真珠ですよね?
しかし実は2枚貝であれば淡水・海水にかかわらず真珠が作られるのです。
真珠はどうやってできるのでしょうか?
前に外套膜について説明したことがありました(牡蠣の殻はどうやって大きくなっているのか)そのときに、「外套膜が外表面に作った炭酸カルシウムを押し出して付着させ貝殻を少しずつ大きくしていっている」というおつたえしました。
その外套膜にゴミや寄生虫などが付着し核ができると、その異物を中心に外套膜に袋ができ、その中で、炭酸カルシウムと有機物が交互に層をなしたものが真珠層と言われ、これが真珠になります。
貝からすると、異物を取り出す(もしくは傷つかないようする)ために自分の体内の物質でコーティングしているといったところでしょうか。
丸い核があると真珠も丸くなるため、養殖のものは丸い核を入れているようです。
つまり
牡蠣からも真珠が出ます。
確率は一説によると12000分の1程度らしく、長く生きていればいるほど大きい真珠が作られるそうです。
しかも天然の真珠は珍しく、大粒のものは高値で取引されているとのことなので、貝を食べる際にはドキドキしながら開けてみてください。
因みにホタテでも、ムール貝でも出るようです。
参考までに今まで出てきた最大のものは
2016年にフィリピンでオオシャコガイから出てきた34kgの真珠だということです。
それまでの最大のものはアラーの真珠といわれ6.4kgだったので、相当の記録が出たということになります。
参考:BBC news japan