やはりナマものは、いつまで日持ちするのか非常に気にする点だと思います。
私ごとですが、最近雲丹を知人に送った際に、全員から日持ちについて質問がありました。
たしかに、いつまでもつのか知っている人は少ないですよね。また、魚介の場合は特に味の品質や健康面にも関係するので、今回はちょっとしたコツも含めてご紹介していきます。
1 殻付き牡蠣の保存期間(生食用・加熱用)
2 殻付き牡蠣は冷凍できる?
3 時間が経っても味が悪くなりにくくなるひと工夫
殻付き牡蠣の保存期間(生食用・加熱用)
保存期間には大きく分けて「賞味期限」と「消費期限」の2つがあります。一般的な食品などにはどちらも設けられていますね。
賞味期限・・・期間内だと美味しく食べられる定義の仕方で、過ぎたからとはいえ、食べれないわけではないことを意味する
消費期限・・・期間内に食べる物であり、過ぎたものは食べるべきではないことを意味する。
殻付き牡蠣は、生食ということもあり、賞味期限と消費期限で分けず、一般的に消費期限のみで考えることをお勧めします。
では、牡蠣の消費期限はというと、
水揚げした日から4日、加熱する場合は5日程度でしょう。
※水揚げから到着までに1日かかる可能性もあるので、受け取ってから3日と考えておくといいですね!
結論、一言で言ってしまうと、すぐに食べるのに尽きる
殻付き牡蠣は冷凍できる?
すぐに食べることがベストとは言いましたが、実際問題すぐには「調理の時間取れない」「たくさん買った(もらった)から食べきれない」などなど意外に同じようなことあなたも思ったのではないでしょうか?
そんな時は殻付き牡蠣でも、冷凍保存が可能なので、次のような手順ですぐに冷凍庫へ入れましょう!
1 殻を水でしっかり洗いましょう!
※殻は決して綺麗なものではないので、しっかり水洗い、場合によっては、軽くブラシで流すのもいいでしょう。
2 牡蠣のそこが深い方を下向きにして、ジッパーのついた袋につめて即冷凍庫へ!
※すぐにいい写真が見つかりませんでしたので、知りたい方はメッセージください。
冷凍した場合の保存期間は、約1ヶ月。
また、家庭だと殻ごと冷凍は冷蔵庫の場所を撮ってしまうと思いますので、その場合は、一度蒸してから殻を外して冷凍することをお勧めします。この場合は蒸した後にしっかり水気をとってください。
蒸しておけば、すぐ調理にも使えますので便利です!アヒージョなどぱっと作ってワインでいっぱいもいいですね!
時間が経っても味が悪くなりにくくなるひと工夫
冷凍しない場合は、、、
冷凍しない場合は、すぐに食べるべし、、、というのは嘘で、
1 まずは、殻をさっと水洗いして汚れを落としてください。
2 濃度3%の塩水で湿らせたキッチンペーパーで殻ごと一つずつ包む。
※乾燥させないことがポイント
3 タッパーなどの容器に殻が深い方を下にして並べる。
4 容器のふたを少しずらしてのせるか、ラップをふわっとかけて冷蔵庫に入れる。
※牡蠣は水揚げされてから数日は生きているので、呼吸できる状態を作ってあげることがポイント
とはいえ、やはりすぐに食べるに越したことはないので、可能なら1日でも早く牡蠣を食べましょう!
冷凍する場合は、、、
冷凍する場合に関しては、もちろん冷凍する時も重要ですが、同じくらい解凍する時が非常にポイントです。それは、解凍に時間をかけないこと。
1 殻つきの冷凍牡蠣は、電子レンジで解凍します。
※殻で怪我をしないように注意しながら水で洗い、殻の深いほうを下にして、皿に並べます。殻が開くまで加熱して、解凍してください。
2 カキ3個分の解凍時間は、600Wで2分30秒ほど。
※量や大きさによって解凍時間は変わるので、様子を見ながら行うと良いです。
※解凍時間が長くなると牡蠣の旨味が外に流れ出てしまい、また臭みの原因になるので、解凍しすぎないことが大切です。