コロナが日本全体で認知されてからもうすぐで半年が過ぎようとしています。
一度は、緊急事態宣言も解除されましたが、再度日本での感染が広がっていることが、
日々のニュースからも感じられます。
そんな中、観光業や夜営業の業態に対して注目されがちですが、一般消費者に届かないところで、
一次産業に関わる方々にも大きな影響を与えています。
今回は、そんな現状を少しでも多くの方に知っていただきたいと思い、記事にしました。
1 一次産業の現状
2 一次産業に従事される方々の取り組みについて
3 一般消費者でもあるあなたができること
1 一次産業の現状
一次産業のこれまでの販売経路は、所属している協同組合など出荷団体、卸売市場、仲卸業者、小売業者を経て消費者に届きます。その他、レストランへの販売、Eコマースを活用した販売方法がございます。
この中で、誰でも想像が容易に着くのが、レストラン販売によるダメージでしょう。
しかし、実際は、レストラン販売以外にも大きなダメージを受けています。
その原因は、レストランへの販売などがなくなり、商品在庫が多くなり1つ1つの商品の値段が下がっていることです。コロナにより価格が半分になっているところも現在出ております。
大きな大きな天然真鯛が売られていました。しかも丸々肥えた上物です。
「安くても1万円?」「もしかして、2万円近くはするだろうな」と近づいて値札を見て、驚きました。桁が違いすぎました。目を疑いました。大型で上物の真鯛が、なんと900円。100グラムの値段ではありません。1匹まるごとです。他にも10キロクラスの天然寒ブリ。これも肥えた良い魚。脂の乗りも間違いない寒ブリもなんと2000円代。
「魚は獲らない」―ある漁師の選択 : コロナ禍で価格暴落
全国的に鮮魚価格が2分の1~3分の1にまで下落。採算割れが生じています。中央卸売市場での取引の減少、航空便の欠航などで消費地への出荷が滞り、産地の市場では値が付かず燃料費などのコスト負担のため休漁せざるを得ない漁業者が増えています。養殖業へも影響が広がっており、出荷量が3割減少した地区もあります。
全国の沿岸漁業者でつくる「JCFU全国沿岸漁民連絡協議会」(沿岸漁民連)調べ
現状様々なネット記事でも生産者の情報が記事になっています。
身近な漁師さんは、コロナ影響に加えて去年の台風によるダメージもあり、どの生産者も現状厳しい状況にあります。
2 一次産業に従事される方々の取り組みについて
これまで一次産業の方が直接Eコマース等を活用した販売方法は進んできませんでした。
しかし、現在SNS、Eコマースを活用した販売を進めています。
小規模事業者は、販売経路が少ないために、金額を下げても在庫をなくしつつ、日々の生活に必要なお金を作っています。
コロナ支援・訳あり商品情報グループ(facebook)
食べチョク(Eコマース)
他にもたくさん調べればありますが、様々なところで工夫がされている一方、価格暴落に関しては、対策が現状打てていない状態になります。
3 一般消費者でもあるあなたができること
これは、私の予想の考えではありますが、人の食事自体が減った訳でもなく、都内のスーパーでは、
価格暴落等も起きていないことから特定の業者がコロナ特需になり、小事業者が商品販売をできない問題に直面していると想定されます。
もちろんそれも含めてビジネスと言ったらそれまでだが、
小事業者が減ることは、ただでさえ一次産業に関わる割合が少ない日本において、
今後の大きな問題になることが想定されます。
だからこそ、この記事を読んでいただいた方にお願いをしたいのは、
「スーパーの商品を買うだけでなく、生産者が作った商品を時々でもいいから買っていただきたい」
と強く思っております。
一方で、ニュースにも取り上げられていたが、顔が見えないことをいいことに粗悪品が届いたという記事もありました。だからこそ、誰から買うのかは大切です。顔が見える人、漁師さんの顔が見えること、SNS、Eコマースなどでしたら、口コミやコメントを見るのもポイントです。
※上記記事(https://diamond.jp/articles/-/236148)
最後に
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回は、onokuruの石川(てっちゃん)がコロナ禍の中で思っていることをまとめさせていただきました。
少しでも多くの方に一次産業の現状を知っていただければ幸いです。