注意:活ホタテのことを記事にしています。
活ホタテが集荷を制限されている場合でも、加工して、可食部であるホタテの貝柱だけになったものはの出荷は制限されていない場合がありますので間違われないようにしてください。可食部の説明はこちらで
皆さんにぜひ知っていただきたいことがあります。
それは
今三陸沖で何かが起こっている
ということです。
この地図を見てください
宮城県水産業基盤整備課HPから抜粋
この赤くなっている部分はなぜ赤いかというと、ホタテの貝毒が出ている地域を表しています。ここ5年ほど今までなかったようなマヒ性の貝毒がこの地域を襲っています。
そして今年に関しては、3月31日(場所によっては4月中旬)以来一回も基準値を下回っていません。
詳細はこちらから→リンク(宮城県貝毒対策ページ)
ホタテの貝毒がどれくらいの猛威を振るっているかというと
「地域の入れ物」のデータを基に作成しています
一番左が平成30年で一番右が平成26年の水揚げ量なのですが、平成26年に比べて三分の1程度になっているのがわかると思います。
今年は牡蠣にも貝毒の影響が出ていました(今まで下痢性の貝毒はあったがマヒ性の貝毒はほとんど基準値を超えなかった)し、今年はホヤにも拡大し、記録の残る1992年以降初めて、5月18日に中部、21日に北部でまひ性貝毒が検出されています(河北新報)。震災後何か海の中が変わってしまったのではないかと漁師の方が言っていました。
このままいくと、養殖をしている漁師が大変なことになってしまいますが、原因がよくわかっていない以上対策の立てようが現状です。
マスコミなどにもあまり取り上げられていないので、この記事を読まれた方は、ぜひ心にとめておいていただき、今後のニュースを注目していただければと思います。また、貝毒の研究者の情報・地形と海の関係を研究している方の情報などありましたらご連絡いただければと思います。
ホヤの記事にホタテのことも書いてあるので、こちらも参考にしていただければと思います。
「コロナ禍」に「貝毒」三陸「ホヤ漁師」先の見えない「深い霧」yahooニュース
ホヤ貝毒の監視海域細分化 主産地中部を3分割 石巻、女川 河北新報