新型コロナウイルスが認知されてからもうすぐで1年になります。
日本でも気温が下がる中で、感染者数も増加しています。
そこで最近注目されている「免疫力」についておすすめが、めかぶ&納豆なのです。
免疫力とは
免疫とは体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に監視し撃退する自己防衛システムのこと。
免疫の仕組みは実に精巧にできており、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。
人間の身体の中では毎日、がん細胞などの異物(身体に害をもたらす細胞)ができます。
では多くの人はなぜ、発病しないのでしょうか?
それはさまざまな免疫細胞が連動し、ガンを死滅させるために働いているからです。
もし、免疫というシステムが体から無くなったとしたら、私たちはすぐに何らかの病気にかかってしまうのです。
免疫システムは15歳までに出来上がります。20歳を超えると、免疫力は落ちていきます。
免疫力が下がると
■ウィルス・感染症などにかかりやすくなる
■肌が荒れる
■アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
■下痢をしやすくなる
■疲れやすくなる
免疫力を鍛えるためには腸内環境を整えろ
そもそも私たちの体内を守っている免疫細胞の約6割が腸に存在しているのです。
また、腸内に約100兆個も生息する細菌の代謝物が人体にさまざまな影響を与えることも知られています。
腸内細菌のバランスが乱れると上記のように感染症だったり、疲れやすくなったりするのです。
だからこそ「腸内環境を整える」ことがとても大事なのです。
では、「腸内環境を整える」とはどういうことなのかを解説しましょう。腸内環境とは、腸に生息するさまざまな細菌の集まりである「腸内フローラ」のバランスのことです。腸内に生息する細菌は大きく3種類に分類できます。
◆善玉菌 代謝物が消化吸収に役立つなど、人体によい影響を与える細菌
◆悪玉菌 下痢や便秘を引き起こしたり、人体に有害な毒素をつくったりする細菌
◆日和見菌 善玉菌、悪玉菌の数が多いほうの味方をする菌
これらの細菌の割合を理想的なバランスに保つことが、「腸内環境を整える」ということです。その理想的なバランスとは、「善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割」。
ここで、「悪玉菌はゼロのほうがいいのでは?」と思った人もいるかもしれません。でも、腸内環境が整っている状態というのは、悪玉菌がいない状態ではなく、多様な菌が宿主である人間にとってよい状態でバランスを保って共存している状態なのです。
もちろん、善玉菌が悪玉菌より多い状態を保つことが大切です。腸内細菌のなかで圧倒的に多い日和見菌は、普段はおとなしくしているものの、体が弱ったり善玉菌より悪玉菌が増えたりすると腸内で悪い働きをするため、普段から悪玉菌より善玉菌が多い環境をつくっておくことが重要です。
腸内環境を整えるおすすめ組み合わせ3点
日常的に摂取しやすくシンバイオティクス効果が期待できるおすすめの食品の組み合わせとしてはこんなものがあります。
大切なのは、「1回だけ」ではなく継続して食事することが大切なのです。
「ヨーグルト(ビフィズス菌)+バナナ(オリゴ糖)」
「みそ汁(こうじ菌)+根菜類(食物繊維)」
「納豆(納豆菌)+メカブ(食物繊維)」
自宅で毎日取り入れることを前提にした場合は、その手軽さもあわせて、「最強の食べ合わせ」といっていいと思います。
それぞれにいいところはあり、お手軽でいえば、
「ヨーグルト(ビフィズス菌)+バナナ(オリゴ糖)」
「納豆(納豆菌)+メカブ(食物繊維)」
ですよね。
また、金銭面的に安く、継続できるのは、
「みそ汁(こうじ菌)+根菜類(食物繊維)」
「納豆(納豆菌)+メカブ(食物繊維)」
ですね!
日々の仕事などで疲れた身体で1日をすごすことがないように、
ぜひみなさんも参考にして実践してみることをお勧めします。